最近、片付けにハマっている。
元来、整理整頓はかなり苦手な方だ。
そんな私が、なぜせっせと片付けているのかというと、「運気を上げたいから」だ。
私はそこまでスピリチュアルなことに興味はない。
だが、「家がキレイに片付いている人」と「ゴチャついている人」では、前者に運の女神様は微笑むだろうことは、誰にでも容易に想像がつく。
そんなわけで、時間を見つけてはせっせと物を捨てまくっているのだが、先日、戸棚から10年前の写真が出てきた。
アルバムに整理されておらず、現像されたままの写真である。
その写真を見た娘がこんなことを呟いた。
「わ、ママ。。。」
(ママ若い!っていうのかな?そりゃそうだよ、10年前だもん)←私の心の声w
「わ、ママなんか服がブリブリ。全然キャラじゃないのに!」
娘が見ている写真には、今では絶対に着ないタイプの服(大きめ襟のブラウスにパステルカラーのカーデ+チュールスカート)に身を包み、微笑む私の姿が!
(そういえば、こんな服持ってたな。。。でも、そんなに似合わないかな?)←私の心の声。
するとそんな私の心の声が届いたのか、娘はこう続けた。
「こっちの格好の方がママっぽいよ。らしさが出てる」
覗き込むと、白の襟付きシャツにスキニージーンズを履き、首にはブルー系のストールを巻き、ネイビーのロングカーデを羽織っている私が写っていた。
「ママはブリブリよりも、こういう爽やかカジュアルコーデの方が絶対に似合うよ」
そこでその2枚の写真をよくよく見比べてみたのだが、確かに爽やかカジュアルコーデの方がしっくりきている気がした。
すると、私たちの会話を聞いていた夫が、それらの写真を見てからこう言った。
「確かにそうだね。でも、最近の感じの方がもっといいね」
突然褒められて正直びっくりしたのだが、夫の言わんとしていることがなんとなくわかった気がした。
夫はおそらく服のことだけを言っているのではない。
10年前の私は人生の路線変更を繰り返しており、常に「これでいいのだろうか」と焦りを感じていた。
何かひとつのことを始めても、すぐに別のことが気になってしまって、心に落ち着きがなかった。
イライラして、爆発してしまうこともたまにあった。
そういった心理状態が、当時の写真に表れているように思えた。
普通に考えれば、10歳若いときの写真の方がキレイなはずだ。
でも、10年前の私はブリブリの服を着ていることからも見て取れるように、自分というものがよく分かっていなかった。
自分の良さや個性を認識できていないから、一般的に「カワイイ」と思われやすい服を着ていたのだろう。
こういった服装は本当に自分に似合わないと、今では分かる。
近頃は、確かに老けたしもうオバサンだなとは思うけれど、心は圧倒的に安定している。
自分のやっていることに自信をもてるようになってきたことから、自己肯定感が上がったのだと思う。
なので自分の良さや個性というものを、ある程度把握できているつもりだ。
私はたぶん「きちんとしている」服の方が似合う。
襟付きシャツやジャケット、ワイドパンツ、ロングワンピースなどだ。
カジュアルすぎるのもダメだし、カワイイ系や女性っぽい「モテ服」みたいなのも似合わない。
*****
今回たまたま10年前の写真を目にしたことで、年令を重ねることは悪いことばかりではないなと思えた。
心が安定し、自分への理解が深まることで、上手に自己プロデュースできるようになってくるようだ。
それにしても、今回の夫の一言はファインプレーであった。
ふだんは全然そんなんじゃないのに(笑)。
👇ポチっと押してもらえると嬉しいです😊
最後までお読みいただきありがとうございました♪