先日、半年ぶりくらいに実家の母に会ってきた。
母は現在85歳。
足腰が弱ってはいるものの、声にもハリがあり、食欲もあって元気だ。
いつもは娘を連れて帰省するのだが、今回は私ひとり。
母といろんな話をしたが、気になったのが、母は人の話ばかりしたがるという点である。
私と二人でいるのだからお互いの話をすればいいものを、やたらと親戚の子供の話などをする。
私は昔からそれがちょっと気に食わなかった。
親戚Aが自分の家族のことを母に話したとする。すると後日、その話を丸ごと私に伝えるのだ。
私はそんな母の性質を知っているので、自分の家族の話を母にするときにはやや警戒する。
ちょっとでもデリケートな話をしようものなら、後日ドラマチックな形ですべて他人に知れ渡ってしまうからだ。
私は思うのだ。
目の前にいる人に興味を示さずに、なんの会話だろう?
友人関係でも同じことがいえる。
年に1度会うかどうかという関係の友人がいる(いた)。
会った時くらい互いの近況報告がしたいものだが、なぜか彼女は私の知らない他人の話を延々とするのだ。
正直、その人のことは知らないし、まったく興味がない。
なので、さっさとその話は終わりにしてほしいのだが、話題が変わっても最後にはその人の話に戻ってくる始末。
よほどその人のことでいま悩まされていたりするんだろうなとは思ったが、同時にちょっと私に対して失礼なのではないかと思ってしまった。
帰宅後、娘にその話をしたところ、
「その人、よほどママに興味がないんだね」
と言われた。
うん、私もそう思う。
私に興味がないから、近況を聞きたくもないし、質問をしようという気も起きないのだろう。
その人とはなんとなく疎遠になってしまった。
人って、自分に興味を示してもらえないと寂しいもの。
「あなたに興味がありますよ~」という姿勢を見せるのがコミュニケーションの肝なのではないだろうか。
★以前にもこんな記事を書きました👇
ブログひとつとっても同じで、いろんなブロガーさんの記事を定期的に読みに行って、きちんとフィードバックを残している人というのはやはり人気だと思うし、人気が出て当然だと思う。
そういう努力は報われるべきだ。
じゃあ自分もやれば?ということなのだが、なかなか時間が取れないのが現状だ。
話が逸れたが、母は私に関心がないわけではないのだろう。
「せっかくだから、マリベルちゃんの知らない話を教えてあげよう」
そんな親切心からきているのかもしれない。
それでも私は人の噂話よりも、互いの話がしたい。
人生の大先輩から、「あの頃はこうだった。もっとこうしておけばよかった」というような話が聞きたいのだ。
実は少しばかり、そういった質問もしてみた。
けれど、元来ポジティブな性格だからなのか、「あのときこうしておけば」といった教訓めいた話はまったく返ってこなかった。
次に帰省したときに、再度トライしてみようと思う。
そうそう、最後にこれは書いておかねば。
相手から興味を示されると嬉しいのは確かだが、ペラペラと喋ってしまって後悔することがある。
以前、仲良くしていた人の話だが、私のことを慕ってくれて、遠く離れて暮らすようになってからも定期的に会っていた。
いい子なので、私も警戒せずに自分のことや家族のことを開けっ広げに話していた。
しかし後日、彼女が私のことを知る元クラスメート(私との間にもはや交流はない人達)にぜんぶ話していたことが判明したのだ!
こういうのは本当に勘弁してほしい。
人の噂話をする時なんて、必ずといっていいほど「批判・批評」が入る。
このことを知ってからというもの、彼女ともなんとなく疎遠になってしまった。
人付き合いはほんと、難しい。。。
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