前回、興味のある分野に関する問題を解くのが好きだというお話をしました。
この記事を読んで、「変な人」と思われた方もいることでしょう。
「主婦なんだから、もっと主婦らしいことしろよ」とかね。
それはしごくもっともな意見だと思います。
変な人だと思われてるだろうなぁと自覚しつつ、もう少しこの話を続けます。とはいっても、今回は両親の話です。
前回の記事を公開してから読み返してみて初めて気付いたのですが、これは亡き父と同じ性質でした。
生前、認知症になった父は、週に数回デイサービス(日帰り利用の介護サービス)に通っていました。
そこでは漢字やことわざ、計算問題のテストが定期的に行われていたのですが、父はスタッフさんが驚くほどの高得点を連発していました。
私の母はそんな父のことを小馬鹿にしていて、
「そんななんの役にも立たないテストができるよりも、面白いことが言えたり、ヒロミのようにDIYが得意な方がずっといいわ!」と不満気でした。
まぁたしかに一緒に暮らすなら漢字や計算が得意な人より、面白かったり家のことができる人の方が良いのかもしれません。母の気持ちも分からないわけではないです。
でも、テストが得意というのは別に悪いことではありません。
それだけしっかりと勉強してきた証なのです。
私はそんな父を誇りに思っていたため、実家に行くと父に「最近のテストどうだった?見せて」と言って、花丸だらけの答案用紙を見ては「パパは本当にすごいね!こんなの私には解けないよ!(ことわざとか漢字は結構難しいのがあった(^◇^;)」と褒め称えていました。
褒められた父は嬉しそうに次から次へと花丸だらけの答案用紙を見せてくれました。
そんな私を見た母は、「マリベルちゃんは優しいねぇ…私にはとてもじゃないけど、そんなこと言えないよ」と呟いていました。
父は本当にたくさん勉強してきた人でした。
父の戒名には、そんな父の美徳を表す文字が入れられました。
たしかに父は家庭的な父親像からは程遠く、DIYやアウトドアとは対極の位置にいる人でした。
そんな気質が私に引き継がれたのか、私も料理や手芸といった家庭的なことが好きではありません(主婦なので一通りはやりますが、義務感がすごいw)。
どうやらこれは父譲りの性質みたいです。
母からは「女の子なんだから、勉強なんてできなくていい。それよりも料理や片付けをがんばりなさい」と言われて育ちましたが、残念ながら母が望むような女性にはなれませんでした。
「こんな自分ですみません」
そんな思いも心のどこかにあったのですが、今回デイサービスでの父を思い出し、私はこれでいいんだ!と思うことができました。
だって、父の性質を受け継いだのですから。
そして、父に似ているから、母は私のやることなすことにケチをつけていたんだなーと、やっと気付きました。
母は私のことを大事に育ててくれました。過保護かというくらい、大事にです。
ですが正直なところ、これまで肝心な部分を理解してくれることはなかったように思います。
反対に、父は多くを語りませんでしたが、私の本質を早くから見抜いていたようでした。
今回、自分の「好き」を「動詞」で語ることで、新たな発見がありました。
ブログを書くと本当にいろんなことが見えてきますね。
残念ながら、私は父ほど頭が良くありませんが、自分なりに「知の挑戦」を楽しみ続けていきたいです。
そして、大好きだった父に似た(顔も似てる笑)自分を好きでいたいなと思います。
周りと比較すると「ちょっと変」と思う自分であっても、できるだけ肯定して生きていきたいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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