映画『あのこは貴族』鑑賞~「価値観」について考えた~

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先日、『あのこは貴族』という邦画をひとりで観てきました。

 

原作は、山内マリコさんの同名小説。

主演は、門脇麦さんと水原希子さん。

 

ストーリーをざっくりご紹介すると、門脇麦さんは、開業医の父をもち、生まれたときからずっと渋谷区松濤(「しょうとう」:お金持ちが住む高級住宅地)で暮らしているお嬢様。

 

一方、水原希子さんは富山の片田舎から猛勉強の末、慶応大学に合格するも、父親が失業したため泣く泣く中退し、その後もなんとなく東京で暮らし続けている独身女性。

 

序盤は、「お嬢様 VS 地方出身の苦労人」の対立を描く作品なのかなと思って見ていたのですが、そんな単純なものではなく、鑑賞後はなんともいえない清々しい気持ちになれました。

 

今日は、この映画の感想を交えながら、私が思う「幸せになるための価値観」について書いてみようと思います。 

  

『あのこは貴族』あらすじ

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門脇麦さん(写真右)演ずる20代後半の箱入り娘、華子

水原希子さん(写真左)演ずる富山出身の30代女性、美紀

 

二人について簡単に説明しますね。

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華子は渋谷区松濤以外の場所で暮らしたことはない。

小学校から大学まで、エスカレーター式のお嬢様学校。

友人たちはみな27までには結婚。

移動手段は常にタクシー。

友人たちとの語らいの場は、ホテルにある高級カフェのアフタヌーンティー

 

一方、美紀は富山で生まれ育ち、父は酒飲みで怠け者。母は甲斐甲斐しく夫の面倒をみる典型的な専業主婦。

そんな田舎に嫌気がさしている美紀。

大学の費用を稼ごうと、水商売のアルバイトを始めるも、学費を賄うことはできずに中退。その後も水商売を続け、現在はそのツテで紹介してもらった仕事についている。

結婚については、なかば諦めている感じ。

 

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華子は「女というものは、20代でちゃんとした男性と結婚し、子供を生むのが女の幸せ」との価値感を幼い頃から刷り込まれ、それが当たり前と思って生きてきた

 

27で結婚する予定が、突然相手に逃げられ、またイチから結婚相手を探し始める。

 

そんな中、姉夫婦の紹介で出逢ったのがイケメンで良家の生まれである弁護士の幸一郎高良健吾)。華子は幸一郎に一目惚れをする。

トントン拍子に、婚約する二人。

 

実は、この幸一郎は、美紀の大学時代の同級生であり、二人は男女の関係にあった

幸一郎は、実家が「超」のつく良い家柄なので、はなっから「結婚と恋愛は別」と考えている様子。

 

ある日、華子は幸一郎の携帯に届いていた美紀からのメッセージを目にしてしまう。

 

そして、華子と美紀は出逢うことになる。。。

 

 

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刷り込まれた「価値観」

★ここからネタバレがありますので、これから映画を観るご予定のある方は、ここまでになさってくださいね。

 

華子は松濤から出たことはなく、小学校からずっと同じ環境にいる友人たちとのみ接してきました。

 

祖母や母、二人の姉はみな、口をそろえて

「27にもなって結婚できないだなんて。これからお相手、見つかるのかしら」

と言い、

 

友人たちは、

「○○ちゃん、二人目ができたんだって~!」など、結婚相手のスペックや出産の有無でマウントを取ることにせわしない。

 

華子は刷り込まれてきた価値観をみじんも疑うことなく、イケメン弁護士・幸一郎との結婚に舞い上がります。

 

しかし、結婚から数ヶ月が過ぎたある晩、仕事で疲れ切って帰宅した幸一郎の口から、意外過ぎる言葉を耳にするのでした(セリフはだいたいこんな感じだったということでご了承ください)

 

華子:「もっと私になんでも話してほしい!幸一郎さんのやりたいこと、将来の夢とか…」

幸一郎:「華子に夢なんてものはあるの??俺は、代々受け継いだこの家系を次の代に回せればそれでいいんだ!華子が、俺と結婚したのだって、同じ理由だろう?」

 

華子はこの言葉にショックを受け、自分は跡継ぎを産むために選ばれただけで、愛されていたわけではなかったということに気付きます。

 

自分を幸せにする「価値観」を見つけることが大事

華子はやっと、幼い頃から刷り込まれてきた価値観にすがっていては、幸せにはなれないということに気付きます。

 

華子は離婚し、自立への道を歩みだすのでした。。。

 

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観ていて思ったのは、華子って、好きなことや趣味、将来の目標などがなにもない人なんだよな~ということでした。

 

お座敷での立ち居振る舞いなどは完璧ですが、それは「良妻賢母」になるために教育されてきたからです。

 

刷り込まれた価値観が自分を幸せにしてくれると信じて疑わない華子

母や姉、友人たちと同じルートからはみ出すことを恐れる華子

 

でも、刷り込まれた価値観が自分を幸せにしてくれるとは限らないと思います。

現に、この映画では華子の結婚生活はうまくいきません。

 

ちょっと厳しい意見かもしれませんが、刷り込まれた価値観に身を委ねて生きているのは、生まれたまんま、なにも努力をしていないのとほぼ同じなのでは?と観ていて感じました。

 

幸せな人生を送るには、まず自分の手で、自分が幸せになれる「価値観」を見つけ出していく必要があると私は思います。

 

自分を幸せにする「価値観」を見つける方法

先日、とある雑誌で見つけた方法がなかなか良かったのでご紹介したいと思います。

 

まず、カレンダーを用意します。

そこに、①その日にしたことと、②その日の幸せ度を記入していきます。

 

例えば、3月1日の欄に「映画、ひとりでお茶、ブログ執筆」と書き、幸せ度を○、△、✗、◎で記入するのです。

 

すると、後で見返せば「自分は何をどういうふうにしたときに幸せを感じるのか」ということがひと目でわかりますよね。

 

私もぜひ試してみたいなと思っています。

 

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結婚とは?

上に書いた幸一郎のショッキングな発言を聞いた華子は、翌日ひとりで外出します。

タクシーの窓から偶然、美紀を発見した華子は、思わず美紀を呼び止めます。

そして、美紀が一人暮らししている小さなマンションにお邪魔させてもらうことになるのでした。

 

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そこでの美紀のセリフがとても印象的だったので、書いておこうと思います。

 

美紀は庶民的な暮らしをしているため、当然のごとく来客用のカップ&ソーサーなどは置いていません。

ふだん自分が使っている安そうなマグカップを二つ、テーブルに置くのでした。

 

(自分が持っているマグカップを、華子が見つめているのに気付いた美紀は)

「あ、これ?ダッサイでしょ(笑)見た目も趣味じゃなくて、ほんとにダサいけど、なぜか手に馴染んで、しかもなかなか割れないんだよね。そういうものって、ない?

 

私はこのセリフを聞いたときに、「あー!あるある!うちにもそういうマグカップ、ある!」と共感の嵐だったのですが、華子は首を傾げていました。

 

華子の家にはウェッジウッドのピッカピカのカップ&ソーサーとかしかないんだろうなーと鼻白んだ私(笑)

 

それはそうと、この美紀のマグカップの話を聞いていて、「これって結婚のことじゃないか」と私は思いました。

 

スペックとか外見とかはパッとしなくても、なぜか自分とは心が通じ合って、なかなかその絆は切れない

 

「そういうお相手を見つけられたらいいね」という美紀からのメッセージを感じたのでした。

 

 

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映画『あのこは貴族』を観終わって

観終わって外に出ると、空から刺す光の筋がいつもよりも輝いて見えました。

 

人通りを見計らって、マスクから鼻だけちょっと出してみました。

 

空気を思いっきり吸いながら、自分の好きなように、自由に歩けるこの庶民の生活に強い喜びを感じたのでした。

 

この日のカレンダーには、間違いなく◎がつくことでしょう。

 

またひとつ、自分を幸せにしてくれる「価値観」と出逢えた気がしています。

 

 

以前、「価値観」についてこんな記事も書きました👇

mabelle.life

 

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

また次回、ここでお会いしましょう。

 

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