私はTwitterをしているのですが、先日あるフォロワーさんが「価値観を押し付けてくる人がイヤ」と呟いていました。
昔と比べれば、多様な生き方が認められるようになったとはいえ、自分の価値観を他人に押し付けてくる人はまだまだいますよね。
特に、結婚や出産といったことに関して、自分の価値観を押し付ける人が多いような気がしています。
この記事では、
1.価値観の押し付けにはどのようなものがあるか
2.価値観を押し付ける人の対処法
これら2点についてお話していきたいと思います。
価値観の押し付け
よく耳にする価値観の押し付け
よく耳にするのは、
「早くいい人を見つけないと、手遅れになるよ」
「女は30過ぎたら貰い手がなくなる」
「早く子供を産まないと、年齢的に間に合わなくなっちゃうよ」
「ひとりっ子じゃ子供が寂しがるわよ。二人は産まないと」
などの、結婚・出産に関する価値観の押し付けです。
私が若い頃は、「女はクリスマスケーキと同じ」などと言われていました。
女は24までは価値があるが、25過ぎると賞味期限切れのケーキと同じで価値がダダ下がりになるという意味です。
今思うと、社会全体からの「価値感の押し付け」以外の何物でもなかったなぁと感じます。
母親からの価値観の押し付け
私が若い頃に母からくどいほど言われてきたのは、
「女の子は、勉強や仕事をがんばらなくていい」
ということでした。
理由を尋ねると、
「女の子はいずれお嫁に行くのだから、勉強はできてもできなくても関係ない」
「仕事をしても、いずれ妊娠して辞めることになるのだから、がんばらなくていい」
という答えが返ってきたものです。
さらには、
「女の子は勉強なんかができるよりも、お料理やお裁縫ができた方がいい」
と耳にタコができるほど言われていました。
私はあまのじゃくなので、そう言われれば言われるほど勉強がしたいと思いましたし、自分に合った仕事を見つけたいと強く思うようになりました。
そして母の思惑とはうらはらに、私は料理や裁縫といった家事がとても苦手な主婦になってしまったのでした。
友人からの価値観の押し付け
私の大学時代の知人で、すごいキャリアウーマンがいます。
その子は学生時代から
「私は絶対に子供を産まない。子供は夢を実現するうえでの妨げになる」
と言い続けていました。
私は、なんて寂しいセリフだろうとは思いましたが、考え方は人それぞれなので、言い返すようなことはしませんでした。
しかし、その子は自分の価値観を私に押し付けようとしました。
就職してからも実家から通勤していた私に向かって、
「そんなんじゃ、いつまでたっても親離れできないよ。一人暮らしをすべき」
と言い、
働きながらスクールに通い続けていた私に向かって、
「いつになったら勉強をやめるの?そんなんじゃ、一生勉強ばかりの人生になっちゃうよ?」
と言うのでした。
彼女は、一人暮らしをし、バリバリお金を稼ぐキャリアウーマンになることを良しとしていました。
一方、私は好きなことを学び続けながら、その好きなことを活かせる仕事がしたい。だからといって、家庭を犠牲にはしたくないという考え方の持ち主でした(今でも変わりません)。
ですので、彼女と私の価値観はまったくもって相容れないものなのでした。
私は彼女に自分の価値観を押し付けることはしませんでしたが、彼女はどうしても私をコントロールしたかったようで、会話の最後に彼女から「そんなんじゃダメだよ!」と怒られたのを今でも鮮明に覚えています。
後輩から言われたこと
数年前、大学院の後輩から突然、次のようなことを言われました。
「私がマリベルさんのことを好きなのは、マリベルさんは絶対に自分の価値観を私に押し付けてこないからです」
突然のコメントにびっくりした私は
「誰かに嫌なことを言われたの?」
と彼女に尋ねました。
すると、当時20代半ば過ぎだった彼女は、
「「彼氏作らないの?」とか、「将来は絶対に結婚した方がいいよ!」「ひとりでどうやって生きていくの?」「老後、ひとりだったら寂しいわよ」とか、うるさく言われるんです。私、恋愛とか結婚に興味ないのに…」
そう悲しそうに呟いたのでした。
価値観を押し付ける人の対処法
ここまで、価値観を押し付ける人の実態について見てきました。
恋愛、結婚、出産、仕事、親との関係etc...
人生における大事なファクターについて、自分の価値観が絶対に正しいとばかりに他人に押し付けてくる人はそこかしこにいます。
では、このような価値観を押し付けてくる人にはどのように対処したらよいのでしょうか。
自分の価値観を押し付ける人というのは、その価値感にしばられて生きている人です。
結婚・出産しろと言う人:自分が結婚し、出産した人。
勉強なんてしなくてもいいと言う人:自分が勉強してこなかった人。
恋人を早く作れという人:恋人を作ることばかりを考えてきた人。
人間は誰しも自分自身がいちばん可愛い生き物です。
自分の選択が間違っていたとは思いたくない生き物。
だから、自分の選択とは異なった選択をしようとしている人を見逃すことが難しいのです。
もし、その他人がその人自身のした選択により人生がうまくいってしまったら、「自分のしてきた選択が本当に正しかったのだろうか?」と気持ちが揺らいでしまいます。
ですので、自分の人生は正しい(正しかった)と思い込むためにも、他人に自分と同じ人生を歩ませたいわけです。
ここで、こういう人たちに真っ向から立ち向かって
「あなたの考え方は間違っている」
などと言ってはまずいです。
なぜなら、それはその人の人生を否定することになってしまうから。
こういう人たちの言うことはスルーするのがいちばん。
話を聞くだけ聞いて、
「なるほど~」と流してしまうに限ります。
その人の価値感に従ってもダメですし、真っ向から対決してもダメ。
ご自身の価値感を大事にして、自分の価値観を押し付けてくるような人からはできるだけ離れるようにしましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回、ここでお会いしましょう。
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