HSPは、音や光、匂いなどに敏感だといわれます。
筆者は、中でも「音」に敏感です。
もともと寝つけないタチなのに、そこに音過敏が加わることによって、ますます眠れなくなっています。
今日は、音に敏感なHSPが眠れない理由について、個人的経験を通じてお話していきます。
記事の最後には、音に敏感なHSPの寝つき改善法も提示します。
音に敏感で眠れない
眠りにつくのが苦手
私はとにかく眠りにつくのが苦手です。
ベッドに入り、目を閉じ、なるべくリラックスするようには心がけています。
しかし、気付けば頭の中をいろんな考えがグルグル…
(なんでさっき、あんなこと言っちゃったんだろう)
(言わなきゃよかった)
(あの人の言ってたあれ、もしやこういう意味で言っていたのでは…?)
などなど、日中あったことを思い出しては悩み始めてしますのです。
また、ストレスがなかったとしても、漠然とした将来への不安にさいなまれることもあります。
(どうしよう、わたしもう○○歳になる)
(こんなことしてて、いいのかな)
(もっと何か将来のためになることを始めるべきなのかな…)
こんなふうに、あれこれ考え始めてしまうのです。
ささいな音で余計に眠れなくなる
ただでさえ、眠りにつくのが苦手なのに、そこに何かしらの「音」がプラスされると、もう絶対に眠れなくなります!
例えば、家の中だとこんな物音です。
- 遠くの部屋で流れるテレビの音
- 話し声
- 水を流す音
- 加湿器の音
- 扇風機が首を回す音
- 換気扇が回る音
家族がまだリビングで起きているときに私だけ寝る場合、私は勝手ながら必ずテレビのボリュームを小さくさせてもらいます。
リビングと私の寝室までは、ドア2枚とちょっとした廊下があるにもかかわらず、その音が気になってしまうのです。
話し声などは最もムリで、リビングで夫と娘が会話をしているときに、何度「眠れないから静かにして」とお願いしてきたことでしょう。。。
二人は「まったく、神経質なんだから…」と言いつつも協力してくれるので、本当にありがたいです。
そして、気になるのはこういった「人の話し声」だけではありません。
私はトイレを流す音や、加湿器がコポコポいう音ですら気になって眠れなくなってしまいます。
うちはマンションなのですが、上階や隣の家が流すトイレやシャワーの排水音も気になってしかたがありません(昼間は気にならないのですが、夜間にはよく聞こえるものです)。
たまに母が住んでいる実家に遊びに行くのですが、私の「音過敏」に母はへきえきしています。
母はもう80代で、耳が悪いです。
おまけに、かなりのテレビ大好き人間ときています。
さらにおまけでいうと、年寄りなのに典型的な夜型人間です。
皆さんご想像のとおり、母は夜中に大音量でテレビを見ます。
テレビは1階、私が寝る部屋は2階にあるにもかかわらず、その爆音のせいでせっかく眠りかけていても目覚めてしまう始末。
たまりかねて「ちょっと、テレビのボリュームを下げてよ!」と母に言いにいくと、
「まったく、あんたは神経質だねぇ…困ったもんだ」と言われます。
このブログで何度も登場しているうちの母。
母と私はいつもこんなやり取りをしているのです。
耳栓が欠かせない
ただでさえ眠りにつくのが下手なうえ、上記のような物音が加わると、もう眠りにつくことはほぼ不可能です。
ここで登場するのが耳栓です。
とはいえ、毎日耳栓でうまく寝付けているかというと、そうでもありません。
日によっては、耳栓をすることで自分の心臓の拍動が気になってしまうときがあるからです。
皆さんも、ありませんか?
私はもう中年なので、日によっては動悸の症状がでるときがあります。
そんなときに耳栓をしてしまうと、余計に心臓の拍動が気になってしまいます。
こんなときには耳栓は使えません。
まったく、なんて繊細なこの体!(笑)
上手に眠りにつくには
HSPは音に敏感なため、私のように眠りにつくのが苦手な方も少なくないのではないかと思います。
私が最近、上手に眠りにつくためにしていることは、次のことです:
- 日中、カフェインを極力摂らない。
- GABAのサプリを寝る前に飲む。
- 夜寝る前に、ドラマや音楽番組を観ない。小説を読まない。
- 携帯で新しい情報に触れない。
以下、ひとつひとつ見ていきます。
1.日中、カフェインを極力摂らない
私はコーヒー大好き人間です。
少し前までは、ブラックコーヒーを日に3杯は飲んでいました。
こうしてブログを書くなど、頭を使う作業をするときにカフェインは必須だと「思い込んで」いたのです。
私の知人女性は、映画を見に行ったり、カフェで本を読んでいるとすぐに眠くなってしまうといいます。
彼女のように普段から副交感神経が活発な人は、何かの作業をする際にカフェインを摂ることは有効なのではないかと思います。
一方、私のように副交感神経がほとんど働いていないのではないかと思われるほど、常に緊張している人にカフェインは不要です。
私は最近、カフェインレスコーヒー(デカフェ)を好んで飲んでいます。
カフェによっては、デカフェを置いているところも結構あります。
デカフェを進んで選ぶようになってから、寝つくのが少し早くなった気がしています。
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2. GABAのサプリを寝る前に飲む。
ギャバの成分が睡眠に良いと聞いて、毎晩寝る前にサプリを飲み始めました。
1回1錠です。
飲み始めてから数ヶ月経ちますが、ストックが切れてしまいサプリを飲めない日が続くと、たちまち寝つきが悪くなります。
ですので、ある程度の効果はある気がしています。
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3.夜寝る前に、ドラマを観ない。小説を読まない。
これは、HSPの方にはわかっていただけるのではないでしょうか。
私は寝る直前にドラマを観たり小説を読んでしまうと、ストーリーが気になって寝つけなくなります。
小説の場合は特に「あと少しだけ読もう」なんてすると、ズルズルと朝まで読み続けてしまいます。
こんなことをしていいのは若いうちだけで、ある程度の年齢になって昼夜逆転の生活を送ってしまうと、途端に体調を崩します(私はこれで先月苦しみました)。
また、ドラマの場合には、ちょっと衝撃的なシーンがあったりすると、その場面が頭にこびりついて眠れなくなってしまいます。
最近では、『天国と地獄』という高橋一生さんと綾瀬はるかさんのドラマに出てきた死体の映像にビックリしてしまい、しばらく引きずりました…
4.携帯で新しい情報に触れない。
寝る前にするのは、Twitterでいただいたコメントへのリプ返くらいにしておくのがよいと思っています。
スクロールして新しい情報に触れてしまうと、たちまち交感神経が活発化してしまいます。
音に敏感なHSPがすんなり眠りにつくために
HSPである筆者は、音に過敏であることからなかなか眠りにつけません。
家族にもちょっと迷惑をかけています。
でも、非HSPの人のように、すんなりと寝つくことはできないとしても、「寝つきがマシになる」ための努力はできると思います。
- 気になる音を排除する、または排除してくれるようお願いする。
- 性能のいい耳栓を使う。
- 日中、極力カフェインは摂らない。
- 寝る前にGABAのサプリを飲む。
- 夜寝る前にドラマを観ない。小説を読まない。
- 寝る直前に、携帯で新しい情報に触れない。
HSPが音に過敏なのは、ある程度仕方のないこと。
その事実は受け止めつつ、工夫して付き合っていきたいですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回、ここでお会いしましょう。
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