「HSPは、周りの人が気にもとめないことを気にする」と言われますね。
人の話し声や物音、匂い、光などの五感を刺激するものはもちろんのこと、毎日の生活の中で起きるちょっとした出来事も、深く感じ取ってしまうのではないかと思います。
私は立ち寄ったお店の店員さんの醸し出している雰囲気や言葉の使い方などがとても気になる性格です。
せっかく食事が美味しかったとしても、お店の方の表情や態度が悪いとげんなりしますし、逆にものすごく感じの良い店員さんがいると、普通の味が何倍にも美味しく感じられたりします。
そんなふうに感受性の強い性格だからなのでしょうか。
私は頻繁に「幸せとは何か」とか、「人生の意味は何か」というやや哲学的な問いについて考えます。
別に哲学を本格的に学ぼうなどとは思いませんが、自分の「心」に何かを問いかけることが好きなのかもしれません。
人の表情や態度から、その人の気持ちを深く読み取ろうとしたり、人生の意味を深く探ろうとする。
こういったHSPの気質は、「心の深さをもっている」と表現することができるでしょう。
(HSP専門カウンセラーの武田友紀氏の書『「繊細さん」の本』(134ページ)で、「心の深さ」という表現が使われています。今回はこの表現をお借りしました)。
今回は、HSPが
- 同じ「心の深さ」をもつ人が周りにいないことによって感じる物足りさや寂しさ
- どうすれば同じ「心の深さ」をもつ人に出会えるか
これらの点について、述べていきたいと思います。
「心の深さ」のない人との会話
お天気の話の効用
私は寒い日には「今日、寒いね~」
暑い日には「今日、暑いね~」
と、その日はじめて会ったときに、挨拶とともに言います。
<お天気の話なんて、気が利かない人がする典型よ!つまらない!>
なんて思う人もいるかもしれませんが。。。
とりあえずこう言って、相手の反応をみるのが好きです。
なんて返してくるかで、その日のその人のコンディションや機嫌がなんとなくわかります。
そして、そこから会話を広げていきます。
特に関係の近くない人にも、ある程度関係の近い人にも使える便利な表現だと思っています。
いきなり自分の話をしだす人
(マリベル、「心の深さ」について語るとか言ってたのに、なんでお天気の話?もう離脱するか…)と思っているそこのあなた、すみませんが、もう少しお付き合いくださいね🙏
私が個人的に、この人には心の深さを感じないなぁという人には、ある特徴があります。
それは、<相手がどんなコンディションかということをまったく気にせずに、会ったとたん、いきなり自分の話をまくしたてる人>です。
皆さんの周りにも、そういう人、いませんか?
私のケースを少しお話したいと思います。
職場でAが歩いてくるのが見えたため、私は近寄り声をかけました。
「おはよう。今日は寒いね~」
するとAは「おはよう」と返すこともなくいきなり、
「私、昨日親知らず抜いたんですよぉ~!」
と言うではありませんか!
面食らった私は、「あ、そうなの?」と言い、その後は彼女の歯医者でのどたばたを延々と聞かされてしまいました…
その日、仕事終わりに悪いことにまたAと会ってしまった私。
あまり話をする気にもなれず、「お疲れ様~」と声だけかけ離れようとしたら、
「私、スタバの福袋が当たった話、マリベルさんにしましたっけ?!」
といきなり言うではないですか!
もう、口あんぐりです。
この人には、「おはよう」と朝の挨拶をする気も、「お疲れ様」と相手を労う気もさらさらないんだ。
この人にとって、私は<自分の話を聞いてくれる都合のいい人>。
私の体調や近況には、みじんも興味がないんだ。
そう思いました。
Aのような、相手にまったく気を遣わず、相手がそのときどう思っているかなどまったく気にしない人は、「心の深さをもたない人」だといえますよね。
私の知らない人の話を延々とする人
別の知人の話をさせてください。
Bは主婦で、たまにお茶をする関係でした。
知り合って間もないうちは、「Bとは年齢も近いし、いろんな話ができそう」と期待していました。
しかし、Bは私と向き合って話していても、<私の知らない誰か>の話をすることを好む人でした。
その<私の知らない誰か>が、こんなことをした、あんなことをした。
悲惨だよね~、かわいそう~、ああはなりたくないよね~
そんな噂話+悪口が主でした。
そう言われても、私はその人のことをまったく知りません。
どんな人かを説明されても、そこにはBの主観がたっぷり入っています。
私はどうしても、そういうたぐいの話に興味をもつことができませんでした。
<せっかく二人で話しているのに、なぜここにいない人の話ばかりしているんだろう>
<二人でお互いの近況報告や、ちょっとした相談とか気が晴れるような話ができたらよかったのにな>
私はそう感じました。
Bは、私に興味がなかったのかもしれません。
Bは、自分の話や自分にとって気に食わない存在である<その人>の話ばかりしていました。
そういう話ばかり聞かされる私がどういう気持ちになるのか、想像することはなかったのでしょう。
やはりBも、「心の深さをもたない人」だったのでした。
「心の深さ」をもつ人と出会うには?
AやBのことを「心の深さをもたない人」といいましたが、別に心が深くないから悪いということが言いたいのではありません。
ただ、私のようなHSPにとっては、一緒にいるとしんどいときがあるということです。
一緒にいるのに、一緒にいないような…
こころが通っていない感じがして寂しくなるんです。
やはりHSPには、同じ「心の深さ」をもつ同志ともいえる、HSPの存在が必要なのではないかと思います。
共感することで心がラクになり、相手も自分を気遣ってくれるので、心が通っていると実感することができます。
上に述べた『「繊細さん」の本』(138ページ)では、HSPの仲間を見つける方法として、「いいなと思う店に通う」ことがオススメされています。
しかし、HSPが自ら周りの人に声をかけて知り合いになることは、少しハードルが高そうです。
一方、この本には「SNSは繊細さんと相性のいいアイテム」とも書かれています。
私はこれは本当にそのとおりだと思っています。
正直いうと、私は人見知りはしませんが、よく知らない人に自分をさらすことが苦手です。
かなり警戒してしまいます。
ですので、直接会わずにすむSNSの方が、おかしな人なら繋がりを断つこともできることから、かなり気楽です。
私は現在、①TwitterでHSPの方との交流を目的としたアカウントと、②ブロガーさんとの交流目的のアカウントの二つを運営しています。
このブログのサイドバーに置いている青い囲みのアカウントは、②の方です。
①の方は、@Mariebelle_blogです(サイドバーにあるプロフィールの中にも書いています)ので、この記事や他の記事を読まれて「マリベルと繋がってやってもいいな」と思ってくださった方は、ぜひフォローお願いします🙏無言フォローでも全然構いませんので。
①の方は、まだ始めたばかりでフォロー数もフォロワー数も少ないですが、同じ「心の深さ」をもつ方たちとTwitter上で繋がれたらいいなと思っています。
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★本記事の中で引用した書籍です。
本文で使用されている色、イラストなどがノンストレスで、非常に読みやすかったです。
私はお気に入りのカフェで、ゆったりくつろぎながら読みました。
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皆さんの周りに、同じ「心の深さ」をもつ人はいますか?
一度、振り返って考えてみてもいいかもしれません。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回、ここでお会いしましょう。
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