私は、人前で褒められると、いたたまれなくなることがあります。
大人数の前で表彰されるようなときは気になりませんが、3、4人の少人数内で褒められると気になって仕方がないときがあるのです。
例えば、Aさん、Bさんと私の3人でいたとします。
Bさんが私のある点について褒め始めます。
しかし、Aさんの方がその点では私より優れています。
褒められている私を見て、Aさんはどう思っているのだろうか。。。
と、気になって仕方がなくなるのです。
同じような方、いらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、人前で褒められるのが苦手な人の特徴と、その解決策を提示したいと思います。
自分より優れている人の前で褒められるのが苦手
苦手なケース
私が「人前で褒められるのって苦手かも」と思った具体的な例についてお話したいと思います。
Aさんは日頃からとてもオシャレな人で、その日も有名ブランドのものとわかるジャケットを着ていました。
一方、私はといえば、いつものようにユニクロの服を着ていました。
Aさんと私が話をしていたところにBさんがやってきます。
Bさんは、私を見るやいなや、
「マリベルさん、すごいオシャレ!高そうなお洋服ですね、ステキ!」
と褒め始めました。
その瞬間、私は
(え… 本当にオシャレで高級な服を着ているのは、Aさんなのに…)
と思ってしまい、固まってしまいました。
( いまのBさんの言葉を聞いて、Aさんはどう思っただろう?「マリベルさんの服が高級そうだって?どうせユニクロあたりでしょ!本当に良い服を着ているのは私なのに!」と不快に思っただろうなぁ… なんだか恥ずかしい… )
そんな考えが頭の中をぐるぐると駆け巡り、口から出た言葉はというと、
「いや、、、全然そんなことないよ」
という、なんの意味もなさないつまらない言葉でした。
他にもこういう場面が考えられます。
<例1>
Aさんは長年その店でパートをしており、皆に頼られている。
「私」は半年前にそこで働き始めた。
Aさんと「私」が話をしているところに別のパートBがやってきて、店長が「私」の働きぶりを褒めていたと伝える。
<例2>
Aさんの娘は、誰もが知る超有名大学に現役で合格。
一方、「私」の息子は浪人の末、中の上くらいの大学に合格。
そこへBさんがやって来て、「私」の息子を優秀だと褒めそやす。
このような場面が考えられます。
「私」としては、Aさんに対して気まずいばかりです。
解決策
このようなケースで気まずい思いをしないためには、どのような行動をとればよいのでしょうか。
考えられる解決策は、
Bさんに褒められた瞬間に、「それをいうならAさんですよ~!」と、Aさんを褒めることです。
即座にAさんを褒めることで:
①Bさんに暗に、「私なんかよりもAさんの方がすごいんだよ」ということを伝え、
②Aさんに、「私はAさんの方がずっとすごいって思っています」という気持ちを伝えることができます。
前回、私は「いや、、、全然そんなことないよ」としか言うことができませんでした。
でもこれでは、私が何を考えているのかがAさんにもBさんにも伝わりません。
肝心なときの口下手は、結局あとあと自分自身を苦しめることになるのです。
もがいている人の前で褒められるのが苦手
苦手なケース
これまで述べてきたのは、自分より優れている人の前で褒められるというケースでした。
私が「人前で褒められるが苦手だ」と感じるケースは、もうひとつあります。
それは、「頑張ってもがいているのに結果が出ていない人の前で褒められる場合」です。
また例を出しますね。
Aさん、Bさん、そして私は3人とも研究活動に従事しています。
研究歴はAさんが最も長く、次が私で、もっとも歴が浅いのがBさんです。
Aさんは長いこと努力を続けているのですが、なかなかよい論文が書けず、もがき苦しんでいます。
ある日、BさんがAさんの前で私をこう褒めました。
「マリベルさん、また論文が○○誌に掲載されるそうですね!本当にスゴイです!おめでとうございます!」
<いまのBさんの言葉を聞いて、Aさんはどう思っただろう?Aさんだって頑張っているのに…絶対におもしろくなかっただろうな…>
こうなると、私はもうAさんの顔を見ることができません。
Bさんは悪気はないのかもしれませんが、デリカシーにやや欠ける大雑把な子で、よくこういう発言をするのです。
HSPの私は、Aさんが不愉快な気持ちになったのではないかと、そればかりが気になってしまい、Bさんの褒め言葉などもう耳に入ってきません。
解決策
このようなケースで気まずい思いをしないためには、どのような行動をとればよいのでしょうか。
考えられる解決策は、
「話題を変える」くらいしかありません。
「そういえば…」と言って、Aさんも楽しく会話に加わることのできる話題にさりげなくチェンジするのがよいでしょう。
HSPだから
ここまで読まれた方の中には、「マリベル気にしすぎ」と思っている方もいることでしょう。
HSPは、人が気にもとめないことが気になって仕方がないという気質です(病気ではありません)。
私は、周囲にいる人の感情の変化を敏感に察知します。
なので、上に述べたような場面で人に褒められることがとても苦手なのです。
同じような思いをしているHSPの方もいるかもしれないと思い、今回記事にしてみました。まとめると、次のことがいえます。
【まとめ】
①自分より優れている人の前で褒められたとき:
褒められた瞬間に、「それをいうなら○○さんですよ~!」と、自分より優れている人を褒める。
②頑張ってもがいているのに結果が出ていない人の前で褒められたとき:
さりげなく話題を変える。
①について補足:
HSPは、周りに気を遣いすぎて言葉を飲み込んだり、言葉が見つけられないということも多いと思います。
私はその典型で、「○○さんが気を悪くしているかも」と思うと、全思考がそこに集中してしまい、言葉を失ってしまいます。
しかし、言うべきことをいわないと、周りの人にはあなたの気持ちはなにも伝わりません。
ひとりになってから後悔しないように、「自分は○○さんの方がすごいと思ってる」ということを、その場で伝えておいた方がよいでしょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回、ここでお会いしましょう。
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本文で使用されている色、イラストなどがノンストレスで、非常に読みやすかったです。
私はお気に入りのカフェで、ゆったりくつろぎながら読みました。
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回、ここでお会いしましょう。
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