「選ばれないつらさ」
というと、女性なら男性に。男性なら女性に。
という意味に取る方もいらっしゃるかもしれません。
しかし本記事では、異性に関することのみならず、一般的な団体生活における「選ばれないつらさ」を扱います。
例えていうならば、「お遊戯会で、主役や準主役には絶対に選ばれないつらさ」です。
このような意味での「選ばれないつらさ」、皆さんは経験したことがありますか?
選ばれないつらさ①【はないちもんめ】
子供の頃、「はないちもんめ」が嫌いでした。
「はないちもんめ」というのは、昔からある子どもの遊びです。
ざっくり説明すると:
- 参加者を2つのグループに分ける。人数は均等に。
- それぞれ横一列になって手をつなぎ、代表者がじゃんけんをする。
- 勝った方から歌い始める。
- 歌詞の中に、A組「あの子がほしい」B組「あの子じゃわからん」A組「相談しよう」B組「そうしよう」というやり取りがある。
- A組はB組の中からひとり、B組はA組の中からひとり、欲しい人を選ぶ。
- 歌再開。A組「まみちゃんがほしい」、B組「ゆきちゃんがほしい」
- まみちゃんとゆきちゃんがじゃんけんをし、負けたほうが相手のグループに入る。
- 最後の一人が負けるまで続ける。
察しのいい方はもうおわかりかと思います。
はい。
私は「あの子がほしい」の「あの子」に選ばれる率がとても低かった。
「あー、どうせ今日もまた最後の方まで残るんだろなー」
子供心にいつも思っていました。
いつも最初の方に選ばれる子って決まってるんですよ。
いまでいう「カースト上位」に君臨しているような子です。
特徴としては:
- 見た目が結構いい。派手さがある。
- スポーツが得意。
- 異性に人気がある。
- 発育が良い。
- 勉強はできない方。
こんな感じ。
一方、わたしはというと、
- 顔は十人並み。
- 持病がありスポーツは苦手。
- 小さくてヒョロヒョロ。
- 学級委員タイプ。
こんな私がカースト上位にいるはずもなく。
当然のごとく、「あの子がほしい」からは落選し続けることになります(笑)
子供心に、残酷な遊びだなと感じていました。
もっと他にみんなが楽しめる遊びがありそうなものなのに。
(詳しいルールはこちらのサイトをごらんください👇)
この頃からなんとなく、自分はいわゆる「人気者」にはなれそうにないなぁと感じていました。
選ばれないつらさ②【卒業アルバム】
話は中高時代に変わります。
皆さんの中学・高校の卒業アルバムに、アンケート調査の結果発表ってありましたか?
私の頃にはありました。
例を挙げますね:
- かわいいと思う人
- 自分が男ならお嫁さんにしたい人
- 玉の輿にのりそうな人
- おもしろい人
- モテる人
こんな感じで、クラスで最も「○○な人」TOP3が発表されるわけです。
ご想像に違わず、例として挙げた上の質問のTOP3を占めていたのは、「カースト上位」の人々でした。
さぁ、私マリベルは果たして選ばれたのでしょうか?!
皆さんのご期待にきっと添う結果となっていますよ。
私が選ばれたのは、
「一番騙されやすそうな人」の1位でした!!!
なんやそれ。
勝手に決めんな。
心の底からそう思いましたね笑
しかも私、全然騙されないですし。
男性にも騙されたことなんてありませんし。
みんな人を見る目なんてないんですよ。。。
本当にそう思います。
この頃になると「人気者は自分から一番遠い存在」と思うようになっていました。
選ばれないつらさ③【合コン】
さて、私が大学生の頃は、いわゆる合コンの全盛期でした。
自分はお酒を飲まないですし、イケイケタイプの男性にも興味がないタイプ。
必然的に、合コンに興味はありませんでした。
しかし、謎の付き合いってあるんですよね。。。
当時はまだ無理してグループに加わり、人付き合いをがんばっていた私(いまではすっかり一匹狼です)。
同じグループの子に「あとひとり参加者を集めなきゃいけなくて。お願ぁい🙏」といわれると、断りきれませんでした。
私はHSPで周りに気を遣うタイプです。
お酒は飲めないけれど、会話は盛り上げる。そんな人間がひとりいると便利だという狙いもあったのかもしれません。
そんな付き合いで何度か参加した合コン。
次のようなことが数回ありました。
お開きの頃に男性に「ねぇねぇ」と話しかけられ、
「A子ちゃんの連絡先、教えてくれない?」と(笑)
このA子ちゃんというのは、私の友人で、エキゾチックな美人さんです。
彼女は見た目こそ派手なのですが、中身がサバサバしていていい子だったので、仲良くしていました。
予想通り、モテることモテること。
人の連絡先を本人の了承なく教えることなんてできないので、「本人に聞いて」といつも断っていました。
そのときの私の心情。
なんでしょうね。
別にその男性に興味があるわけでもないんですけど。
選ばれないは選ばれないで、なんか?
(ショック?)
(え、私ショック受けてるの?あんな男、どうでもいいじゃん。バカみたい!)
自問自答してる私がいました。
人間って、自分がカワイイんですよ。
だから、自分の価値を低く見積もられたと感じると、やはり傷ついちゃうんですよね。
本当に大切な人に選ばれたなら
子供時代の遊び「はないちもんめ」、中高時代の「卒業アルバムのアンケート」、大学時代の「合コン」。
他にもエピソードは探せばたくさんありますが、このへんにしておきます。
カースト上位に君臨しているわけでもなく、
美人なわけでもなく、
ただコツコツ真面目に生きているHSP女。
「選ばれないことのつらさ」を何度も経験してきました。
男性とお付き合いしたことも何度かありますが、いったん選ばれたとしても最終的に別れてしまったのでは、真に「選ばれた」とは感じることのできない私。
そんな私ですが、最終的に主人には選んでもらえました!
そしてペットの元保護猫ちゃん。
あの子も最初のうちはシャーシャー抵抗していましたが、今では私をお母さんだと思っています。すぐに膝に乗ってきてチューしてきます。
私はあの子😸に選ばれたのです!
自分にとって、本当に大切な人(生きもの)にだけ選んでもらえたら、それで十分幸せだと、いまでは思っています。
多少「選ばれない」ことが続いたって、大丈夫。
いつかあなたにとって、本当に大切な人に選ばれたら、それでいいのですから。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回、ここでお会いしましょう。
★いつもポチッとご協力ありがとうございます!
★あわせて読みたい記事