この記事を読もうとしてくださっているということは、あなたの周りに時間にルーズな人がいるということなのでしょう。
このような問題が生じやすいのは、友人関係や恋人関係が多いと思われます。
私自身、これまで時間にかなりルーズな人々と出逢ってきました。
結果としては、このようなタイプの人との関係は切れてしまっています。
50年近く生きてきて感じるのは、「時間にルーズな人は、相手のことをナメている」ということです。
この記事は、【友人や彼氏・彼女が時間にルーズであること】に悩んでいる方に読んでいただけると、何かしらの参考にしていただけるかと思います。
時間にルーズな友人
数年前、私には一回り年上の友人がいました。
中年になってからできた、貴重な友人でした。
ある日、ランチをしようということになりました。
「私、お店とか全然知らないから、マリベルさんオススメのお店に連れていって」
と彼女から言われました。
私は数回訪れたことのあるオシャレな韓国料理店を選び、予約を取りました。
当日は、直接お店で待ち合わせということになりました。
私のほうが店に早く到着し、その店で一番快適な窓際の座席に通されました。
しかし、5分、10分経っても彼女は来ません。
15分経った頃に、さすがに心配になりLINEをしました(それまで彼女からの連絡はありませんでした)。
すると既読になり、
「ごめん!息子の洗濯物が終わらなくて…遅れちゃうけど、行くから待ってて!」との返事が。
(… 洗濯物??そんなの、帰ってからするか、私との約束があったのだから、早目に済ませておけばよかったのに)
少しがっかりしました。
約束の時間から30分過ぎた頃、また彼女からLINEが届きました。
「ごめーん。持ち合わせがないから、銀行に寄ってお金を下ろしてから行きたいんだけれど、そのお店のあたりって銀行ある?」
(… 銀行??家からここまで来る間ににコンビニがいくらでもあっただろうに… それにたかだか1,200円前後のランチに持ち合わせがないって…?前々からこの約束はしていたのに…)
なんだか少しばかり不愉快になってきました。
そして約束の時間から45分過ぎた頃、彼女から電話がかかってきました。
「ごめんごめん、お店の場所がわからなくて。行き方教えてくれる?」
正直、絶句でした。
かなりいい歳をしたおばさんが、50分遅刻です。
前々から約束をしていたのに、①なぜ家を出る直前に洗濯を始めたのか、②なぜお金を用意しておかなかったのか、③なぜお店の場所を大体でも確認しておかなかったのか。
遅れてやってきた彼女は謝ってはくれました。
私も、「大丈夫」とは言いました。
でも、心のなかで「彼女に対する信頼」が、音を立ててガタガタと崩れていくのを感じていました。
会話をしていてもあまり楽しくありません。
前まで彼女に対していだいていた「親愛の気持ち」が薄くなっている自分に気が付きました。
なぜか。
「私は彼女にナメられている」
と思ってしまったからです。。。
彼女は「マリベルさんだったら、遅れてもいっか」と心のどこかで思っていたはずです。
よくいえば、安心している。
悪くいえば、ナメている。
ということです。
その後、彼女と2人で会うことはなくなりました。
彼女は私にとって、<時間とお金を使ってまで会いたい人>ではなくなってしまいました。
時間にルーズな彼氏
大学時代にお付き合いしていた彼氏のことです。
彼は、待ち合わせに「必ず」「一度の例外もなしに」遅れてくる人でした。
そもそも、初デートですら1時間待たされました。
それなのに、ウブだった私は、けなげに待ち続けました。
酷い時には、約束の時間を30分過ぎてもこないので電話してみたら、まだ寝ていたということもありました。
このときは確か2時間遅れてやってきました。
待たされても待たされても、私はバカみたいに待ち続けていました。
友人関係よりも、恋人関係の方が「強い情」がこもっている分、時間にルーズであることに目をつむりたくなってしまう。
私は、その典型でした。
結局、その彼とは1年たつ前にお別れしてしまいました。
原因は、私が遅刻についてキレたことです。
我慢に我慢を重ねた末、とうとう私はキレたのでした。
引き止めてくれなかったその彼にとって、私はその程度の存在だったのでしょう。
それから長い年月が流れ、夫と出会うことになるのですが、夫は絶対に私を待たせたりしません。
出逢ったときから、約束時間は厳守。
やむを得ない用事で遅れるときでも、前もって連絡はくれますし、「あったかい場所に座ってて」と言ってくれます。
そんな夫と過ごすうちに、「あのときの彼氏は私のことを完全にナメていたんだな」と気付くことができました。
考えてみれば、本当に大事な人間を待たせておけるはずがありません。
「待つ」という行為は、身体的な疲労のみならず、心が不安定になります。
人は、本当に大事な人を、そんな状態にしておけるはずはないのです。
時間にルーズな人は、あなたをナメている
残念ながら、時間にルーズな人というのは、なかなかその悪癖を直すことができません。
会社には遅れずに行けるけれど、友人や恋人との約束となると必ず遅れるという人も多いのが実情です。
なぜかといえば、そこにはあなたに対する「甘え」があるから。
「甘え」というと聞こえはいいですが、それは言い換えれば「あなたをナメている」ということに他ならないのです。
人生の時間は有限です。
そんな大事な時間を平気で盗む<その人>は、残念ながら、あなたのことを心から大切に思っているわけではないのです。。。
この記事が、時間にルーズな人に悩むあなたの一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回、ここでお会いしましょう。
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