テレビをつけると流れてくる大量のCM。
あの手この手で視聴者の注意を引こうと、技工が凝らされています。
皆さん、CMはちゃんと見ますか?
私の知人に、とにかくCMが嫌いという人がいます。
私はというと、駅構内にある芸能人の巨大な顔写真広告が好きではありません。
私のようなHSP(いわゆる「繊細さん」)には、CMが苦手という人が多いのではないかと勝手に思っているのですが、どうでしょう?
HSPは、他の人たちが気にしていないことが気になって仕方のない性質です。
CMが気になってしまって疲れるという人がいてもおかしくないよなーと思うわけです。
もちろん、HSPでなくても、CMが好きではない人はたくさんいるでしょう。
そこでこの記事では、「CMが嫌いな理由」について考えてみたいと思います。
なお、ここでいう「CM」=(Commercial Message)には、私が苦手な駅の広告や車内広告など放送広告以外のものも含まれることとします。
駅構内にある広告
東京の主要駅に降り立つと、いつも「あぁ~、イヤだなぁ。。。」となります。
今をときめく女優や俳優が、「どうだーっっっ!」と言わんばかりに、商品片手にこちらを見つめてくるからです。
自分はHSPなので、特にいろんな情報が飛び込んできやすい。
見ないようにしていても、あれだけでっかいと飛び込んできてしまうのです。
なぜイヤなのか。
まずひとつ目の理由として:
「興味のない人物が、興味のない商品を売りつけようと迫ってくる感じがするから」
例えばビールの広告とか。
私はお酒が飲めないので、ビールに1ミリも興味がありません。
それなのに、あちら様が勝手に迫ってくるのです。
でも多分、一番大きな理由はコレです👇
「どう?私キレイでしょ?みんな私みたいになりたいんでしょ?」
女優さんやモデルさんがデカデカと写っている広告からは、こんなセリフが聞こえてきます(笑)
(…いや、別になりたくないです)
私はそっと、心のなかで返しています。
若さと美貌に対する、ただの嫉妬といってしまえばそれまで。
そうではなくて、「その人=美」「美=その人」といった価値観を強要されている気がしてイヤなのです。
大学生の娘に話したら、ビックリしていました。
「考えすぎじゃない?」と言われました。
そうなのかもしれない。
でも、これがHSPなんです。
テレビCMが嫌いな人
冒頭で書きましたが、知人にとにかくテレビCMが嫌いという人がいます。
CMになると、チャンネルを変えるそうです。
嫌いな理由を問うと、
「求めてもいないのに、勝手にセールスをしてくるから」
と言っていました。
たぶん彼もHSPなんだと思います。
さて私はどうかというと、実は駅構内の巨大広告ほどのストレスは感じません。
違いはおそらく、
駅構内の巨大広告=写真
テレビCM=動画
にあるんだと思います。
私は写真の方が「どうだーっっ!」を感じます(笑)
動画の方が人間味が出ているからか、【画一の価値観の強要】をそこまで感じません。
かといってCMが好きかというと、決してそんなことはなく。
CMになるとたいていテレビのボリュームを下げます。
もともとCMって音がデカいですしね。(なんでなんだろう?ご存知の方がいたら教えてください)
カズレーザー氏
さて、ここまでCMを嫌いな理由について書いてきました。
まとめると:
- 画一の価値観を強要されている気がするから
- 興味のない人物が、興味のない商品を売りつけようと迫ってくる感じがするから
ということでした。
他の人はどう感じているんだろう?
特にHSPではない人は。。。
と思っていたところ、次のような記事を見つけました。
カズレーザーさんは、同志社大学商学部でマーケティングを専攻されたそうです。
勉学に熱心に取り組んだうえで、次のように考えるようになったとのこと。
以下引用します。
「マーケティングはすべて意味と目的があるものってことが、勉強してわかったんですよ。だからこそ、誰かの思惑に縛られたくないと考えるようになったんですよね。はやってるものや人気があるもの、価値があるとされてるものって、全部誰かが狙って考えたうえで生まれたものでしょう? それに対してハマったり、好きとか言うの、振り回されてるみたいでなんか嫌じゃないですか?
(中略)マーケティングを仕掛けた人は『これマジ儲かると思って仕掛けました』とは言わないじゃないですか。それ言うといやらしくなって、儲からなくなるから。だから、美辞麗句をすごい掲げる。そんなもんに時間取られるの、めんどうくさいじゃないですか」
(下線は本ブログ記事執筆者による)
読み進めながら、「あ、これ分かるかも」と思いました。
カズレーザーさんほどの極端な意見(失礼)ではありませんが。
カズレーザーさんは、誰かが儲けようと思って仕組んだものに引っかかって振り回されたくないといいます。
私が感じていたことは、こうです:
誰かが「みんな、この女性に憧れるでしょ?だから、このサービスを購入して」と迫ってくる感じがイヤ。
つまりは、「誰かが儲けようと思って仕組んだものや価値観に絡み取られようとしている感」がイヤなんです。
カズレーザーさんの記事のおかげで、スッキリしました!
実際、私は流行り物にあまり興味がありません。
洋服などの身の回りのものも、自分が心地よく過ごせるかどうかを基準にして選んでいます。
唯一の弱点は、K-POPですね。
誰かの思惑におもいっきり乗っかってしまうときがあります(笑)
さすがにアラフィフなのでおとなしくはなりましたが。
注意注意。。。
CMが嫌いな理由
今回は、CMが嫌いだという人について、その理由を考えてみました。
結論としては、
この二つのうちのどちらか、または両方が理由であるといえるでしょう。
(ひょっとしたら、カズレーザーさんもHSPなのかもしれませんしね。。。)
我ながらやっかいな性格だなとは思います。
でも良い面もあるんです。
自分はあまり人に流されません。
CMが好きでないくらいですから、芸能人のオススメ商品などになびくことはありません。
余計な情報を意識的に頭に入れないようにしているので、怪しい商法に引っかかる可能性も低いといえます。
HSPは情報を取り込んでしまいやすいので、疲れる。それは確かです。
でも、意識的に排除するようにすれば、意外と自分を守れてしまいます。
なんとも便利な気質です。
ちなみに、以下👇の統計によりますと、テレビCMや駅構内広告、車内広告なんかよりも、SNSで表示される広告の方が「ストレス」を感じる人が多いようです。
広告効果におけるメディア別の役割~メディア・エンゲージメントの観点から~ | 広告 | VR Digest plus データでイマを読み解く
私は、文字の広告は「どうだぁーっっ!」感がないので、あまり気になりません。
価値観を強要されているとも感じません。
人によって感じ方が異なるようで、面白いですね。
そう考えると、電車ラッピング広告だけが、万人を癒やす広告形態なのかもしれませんね。。。
カズレーザーさんについては、こちらの記事👇でも触れています。
彼の考え方には共感することが多いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回、ここでお会いしましょう。
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