先日、「電話嫌いの若者が急に増えた意外すぎる理由 LINEでのコミュニケーションは活発なのになぜ」というネット記事を目にしました。
以下、一部引用します。
中高年の世代は電話で会話することは何でもない行為です。メールよりストレスがないくらいかもしれません。しかし、若い世代にとっては、学生時代までの自分が経験してきたコミュニケーションとは別ものなので、電話は不安でストレスなのです。
職場で電話を取りたがらない新入社員が多いことは周知の事実になってきました。彼らにとっては突然電話をかけたり、かけられたりの行為が日常のひとコマではありません。必要な場合、まずLINEで「いま、電話してもいい?」と事前に確認してから、電話につなげます。電話をせずにLINEのやりとりでコミュニケーションを完結させることのほうがふつうです。
(引用:『東洋経済ONLINE』2020/12/21より、下線は本ブログ筆者による)
個人的に、この記事の序盤から違和感がありまくりで、「えっ?そうなの?!」という感じでした!
そこで今日は、「電話が嫌いな人」について書いてみたいと思います。
中高年は電話が得意って本当?
先程ご紹介したネット記事に「中高年の世代は電話で会話することは何でもない行為です」とありました。
そうなんですか?
ちなみに私はアラフィフですが、電話がめちゃくちゃ苦手だし正直嫌いです。
なぜそんなに苦手なのか。
電話がかかってくる場合と、自分からかける場合に分けて考えてみますね。
電話が嫌いな理由(電話がかかってくる場合)
(1)こちらの都合関係なしに突然かかってきて、場合によってはめちゃくちゃ時間泥棒されるから。
今から作業をしようと思っていたときに、いきなり電話がかかってくる。
がっかりします。
しかも相手がこちらの気持ちを察することのできないタイプの場合、かなりの時間を奪われるリスクがあります。
どうしても電話を受ける必要がある場合は、前もって時間を決めておきたいタイプです。
上のネット記事に「(いまの若者は)必要な場合、まずLINEで「いま、電話してもいい?」と事前に確認してから、電話につなげます」とあります。
アラフィフの私にもこれは当てはまります。
これって若者かそれ以外かという年齢の問題ではなく、その人の性格によるんじゃないのかな~と思ってしまいます。
(2)(親族等からの電話以外の場合)相手の利益になることの押し売りであることが多いから。
これはいうまでもないですね。
セールスの電話などです。
誰でもイヤだと思います。
電話が嫌いな理由(電話をかける場合)
(1)相手のそのときの都合がわからない → 迷惑になっているかもしれないと考えてしまうから。
アポなしで電話をかけたとします。
「本当はいま取り込み中で、迷惑をかけているのではないか」と気になってしまいます。
そのため、自分が電話をかける必要がある場合、前もってアポを取ります。
義理の母に電話するときも前もってLINEで「○○時頃にお電話させていただいてもよろしいですか?」と聞くようにしています。
そうすると「ごめんね、その時間はちょっと用事があって。○○時なら大丈夫よ」などと返事をもらえます。
事前にアポを取ることで、相手に迷惑になっているんじゃないかと心配する必要もなくなります。
ここまで読んでいただいた方の中には、
「なんだ。事前アポさえ取ればOKなら、真の電話嫌いとはいえないじゃないか」
と思う方もいるかもしれませんね。
いやー、本当に苦手なんです。。。
その一番の理由はコレです!
(2)「間(ま)」の取り方が分からず、沈黙が怖くていらぬ情報をたくさん相手に与えてしまいがちだから。
私は幼い頃から会話のときに生じる「間(ま)」が苦手でした。
小学校6年間、近所に住む同級生のミキちゃんと毎朝一緒に登校していました。
ミキちゃんはおとなしい子で、自分から話題をふるということのない子。
登校時間の10分間、基本的に私が話題をミキちゃんにふっていました。
そんな毎日が続く中、ある日私は幼いながらも「理不尽さ」を感じていることに気が付きます。
「なぜいつも私ばかりが気を遣ってミキちゃんに話をふらなきゃいけないの?」
なんだか腹が立ってきた私は、ある朝ミキちゃんに一切話題をふらずに様子をみるという実験を行ってみました。
するとどうでしょう?
ミキちゃんは私にひと言も話しかけることなく、黙々と歩き続けているではないですか!
さらに腹がたった私は、学校に到着するやいなや「なんで何も話題をふってこないの?」とミキちゃんを問い詰めてしまいました。
するとミキちゃんはひと言、
「だって…特に話すことないから…」
驚きました。
話すことがないなら、なにか探せよ!
朝ごはん何食べた?でもいいから聞けよ!
幼い私はめちゃくちゃ腹を立てたのでした…
しかし、大人になってみるとミキちゃんの気持ちがわかった気がしました。
ミキちゃんは、本当に話すこと、話す必要のあることがなかったんだと思います。
そしてなにより、ミキちゃんは「沈黙を恐れない」タイプの人だったんだと気が付きました。
私は会話の「間(ま)」が怖いです。
家族は別ですが、他人と会話をするときには気まずい「間(ま)」が生じないように常に気を張っています。
気まずい「間」が生じそうになると、すかさずに話題を提供します。
そのせいか、私のことをよく知らない人は「コミュ力が高い」と言います。
そうじゃないんです。
沈黙が怖いから、必死に話題を繋げているんです。。。
ですので、人といると結構疲れます。
電話の話に戻ります。
電話だと、この「間」の取り方がさらに難しくなります。
気まずい沈黙が訪れることが怖い私は、なんやかんやと話題を提供しようとします。
そんななので、電話を切った後で
「なんであんなこと話しちゃったんだろう…」
と後悔することもしばしば。
私が電話嫌いなのは、気まずい「間」を恐れて気を遣いすぎて疲れたり、話した内容を後悔しがちだからなんです。
同じような方、きっといらっしゃいますよね?
電話が嫌いな人はどんな人?
この記事では、電話嫌いな筆者の思考回路や経験談を通じて、「電話が嫌いな人はどんな人なのか」について検討してきました。
結論としては、「自分のペースを乱されるのがイヤな人」かつ「相手に気を遣いすぎる繊細な人」といえると思います(自分でいうなというツッコミはなしでお願いします)。
電話嫌いなのは若者だからとか中高年だからとか関係ない。
その人の性格によるものだと思っています。
電話嫌いな人には(仕事上、義務付けられている場合を除き)無理をしなくてもLINEという最強ツールがあります。
LINEは、都合の良いときに読めて(相手にも相手の都合に合わせて読んでもらえて)、なんといっても会話の「間」を気にしないで済みます。
そして、送信する前に読み返すことができるため、「何であんな情報を与えてしまったんだろう」という後悔をしなくて済みます。
若者だけでなく、電話が苦手なアラフィフにとってもLINEは最高のツールなんです!
電話が嫌いなら、無理せずLINEを使えばよいと私は思っています。
最後に。
周りに電話が嫌いな人がいるという方、どうか事前にアポを取ってあげてください。
そして、会話の流れが気まずいものにならないように、会話をリードしてあげてください。
そして、ご自身が電話嫌いという方。
どんどんLINEを使いましょうね。イヤなことは避けるに限ります。笑
筆者と同じように、繊細すぎる自分が気になるという方には、この本がおすすめ。
この本は、「すべての悩みは、対人関係の悩みである」と断言しています。
そして、その悩みから解放される術(すべ)をわかりやすく教えてくれます。
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私は辛いなと感じる度に、この本を読み返しています。
特に「課題の分離」というキーワードが参考になりました。
読んで損はないです。
以上、マリベルでした。
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