我が家の子猫「おもち」は現在生後7ヶ月です。
元ノラで、4ヶ月のときに引き取り、その後は元気いっぱいに過ごしていました。
ワクチンもきちんと接種し、血液検査の結果も異常なし。
ところが、先日急に体調を崩してしまいました!
子猫を飼っている方のお役に立てたらなと思い、そのときのことを記事に残すことにしました。
子猫のおもち、突然の下痢と嘔吐
令和2年12月のとある日のこと。
いつもなら娘よりも私の方が先に起きるのですが、この日はなんだか体が重く、なかなかベッドから出ることができませんでした。
するとリビングから、先に起きた娘の叫び声が聞こえてきました。
「おもちが吐きそう!ゴボゴボいってる!」
ビックリして飛び起きると、おもちが喉元をゴボゴボいわせて吐いている姿が目に入りました。
ビックリして吐いたものを見てみたのですが、透明でちょっと粘り気がありました。
リビングを歩き回って確認したところ、3,4箇所に吐いた形跡があり、すべて透明か、かすかに白っぽい。
娘がネット検索し、「透明なのは空腹だからみたいだよ!」と叫んでいます。
しかし、エサ入れは空になっているし、そんなに空腹なはずはない。
そう思っていた時、おもちが私に擦り寄ってきました。
「にゃあー、にゃあー」
と、不安そうに、いつもとは違う声で鳴いています。
動物病院に連絡しようと診察カードを探していると、遠くからゴボゴボゴボとすさまじい音が聞こえてきました。
びっくりして音のした方向に駆けつけると、おもちが信じられないほど大量の水分を吐いているではないですか!
透明な水のような液体です!
これはまずいと思い慌てていると、その近くに見慣れない物体が落ちていることに気が付きました。
おそるおそる近づくと、それはおもちのかなりゆる~いウ○チでした!
トイレのしつけは完璧な子なので、そんなところでしてしまったということは、よほど間に合わなかったのだなと思い、ただ事ではないと獣医さんに連絡を入れました。
獣医さんの見立て
おもちの様子を診た獣医さんから「なにか異物を飲み込んだということはありませんか?」と聞かれました。
すぐにおもちの動線上にあった物を頭に思い浮かべます。
「そういえば…いつも遊んでいた紐がなかったかも…」
同行してくれていた娘にそう呟くと、娘は青くなっています。
それを聞いた獣医さんが、
「大人になると異物を飲み込むことはめったにしなくなるのですが、子猫のうちは誤飲するんです。特に紐は危ないんですよ。。」
もう、生きた心地がしなくなってきました。
すぐにレントゲンを撮りましょうと獣医さん。
いろんな角度からレントゲン撮影がなされましたが、腸の中に大量のガスがたまっているということは分かったものの、異物はハッキリと確認されませんでした。
紐状の細長いものは見当たらないため、他の異物は考えられませんかと聞かれました。
そういえば。。
おもちがノラのときに保護したお宅から、おもちと一緒に小さなクマのぬいぐるみを譲り受けてきました。
おもちはそのクマがお気に入りで、しょっちゅう舐めたり噛んだりしていたのです。
そのクマが最近ボロボロになっていたのをこの目で確認していました。
「ひょっとしたら、ぬいぐるみの綿(ワタ)かもしれません。。」
意気消沈しながらそう言うと、獣医さんは「エコーで確認しましょう」と言いました。
エコーでおもちのお腹の中を見ます。
「胃に異常なほど水がたまっています。腸も動いていない。吐いていたのは、胃に溜まっている水分のせいです。この水分がハケないとまずい。一刻も早くお腹を開いてみないといけないかもしれない」
そう獣医さんは言います。
おもちは先日避妊手術を受けたばかりです。
それなのに、またお腹を切られるだなんて。。
それに、そんな腸を切り開く手術なんかしたら、命がもつかどうか。
めちゃくちゃ不安になっていた私に、獣医さんは次のような提案をしました。
「いまからお腹を動かす点滴を打ちます。1時間経って、胃の水分が移動していたら、とりあえず危険な状態ではないと考えます。その場合、手術はしなくて大丈夫」
…1時間待つことになりました。
どうか手術になりませんように。。。
祈るような気持ちで待っていると、獣医さんが出てきて「エコーで確認したところ、胃の水分が抜けてきています。とりあえず、手術はしなくて大丈夫。念のため今夜は入院させてください」と言われました。
私たちは、おもちを残して帰宅しました。
家に帰っても、いつも出迎えてくれるおもちの姿はありません。
家族全員、不安な夜を過ごしました。
家中を見て回ったのですが、ぬいぐるみのものと思われる小さな綿がいくつか見つかりました。
きっと、この綿のせいだ。
ほぼ確信しています。
今回のことは、子猫の生態をきちんと学習せず、綿を見過ごしていた私の責任だと深く反省しました。
翌日の朝
翌日の朝、病院へ行くと、胃が動いているようなので退院していいと言われました。
おもちの腕にはカテーテルが挿してあります(痛々しい…)
とりあえず、いつもの4分の1くらいずつ食事を与え、日に2度飲み薬を与えるよう指示されました。
家に帰って少量のご飯を食べさせると、すぐにおしっことウ○チをしていました。
いつもよりはおとなしいですが、ぐったりとした様子は見られなくなりました。
さらにその翌日。
おもちはすっかり元気になり、いつものように部屋を駆けずり回るようになりました!
退院後、ウ○チのチェックはしているのですが、綿らしきものは見当たらず。
もう少し待ってみようと思います。
子猫の下痢と嘔吐の原因となる誤飲
持病のない健康な子猫がある日突然、下痢をしたり吐いたりしたら、誤飲を疑うべきかもしれません。
特に紐は命を奪いかねない危険なものです。
もし、子猫を飼っている方で紐を放置している方がいたら、すぐに片付けましょう。
我が家は物が多く、よく整理整頓された家とはとてもいえません。
ですが、今回のことを機に、子猫が飲み込むおそれのある物は放置しないように気をつけようと思います。
掃除も念入りにしなければ。
気をつけていても、子猫に下痢や嘔吐の症状が見られたら、すぐに動物病院に連絡しましょう!(いきなり連れて行くと、いまはコロナですぐに診てもらえない可能性があります)
ちなみに、今回の診察代(入院費込)は6万円ほどかかりました。
もちろん、大切なおもちの命には代えられませんが、痛い出費であることは確かです。
子猫を飼っているみなさん、お互いに気をつけながら、猫ちゃんと幸せに暮らしたいですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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